日本のお水に多いのは、軟水それとも硬水?
categoty:ミネラルウォーターの基礎知識 | Posted by: | 公開日:2015年1月10日 |
ところで、皆さん、日本のお水に多いのは、軟水でしょうか?硬水でしょうか?
ほとんどの方がよく知っていると思いますが、解りますか?
日本の多くの水は軟水
日本の水の多くは、一部沖縄や海洋深層水を除けば、ほとんどが軟水と言われています。
それに対して、ヨーロッパなどの大陸の水のは硬水が多いと言われますね。
それは、どうも地層や地形の特徴によるものらしいです。
日本のお水に軟水が多い理由
日本は、火山が多いのでカルシウムやマグネシウムの含有率が少ない玄武岩や花崗岩が地層に多く、地形も起伏(谷や山)がとんでいます。
このような地形のため、梅雨や冬の積雪により降った雨や雪が比較的短い時間で地層を通過して流れていますので、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが溶け出すのが低いので軟水が多いと言われています。
日本人は、軟水に親しんできたので、軟水の方が、美味しく感じる!?
日本の水は、軟水が多く、昔から日本人が飲みなれているので、一般的に美味しいと思う人が多いと思います。
ただ、最近では、あまりに硬度が低い水や蒸留水などは、無味無臭で美味しくないと感じる人もいらっしゃいますね。
硬水で一般的に言われている特徴 灰汁(あく)の出る料理の下ごしらえにいいとか言われます。”にがり”なんかはミネラルですね。体のためにミネラル補給として硬水を飲まれる方もいらっしゃいますね。
海洋深層水などは硬水ですが、ミネラル分が豊富で美味しいとか言われますが、あまりミネラル成分が多い水の場合、飲みづらいと感じる人もいますね。
また、硬水の場合は、洗濯や洗顔の際に、石鹸や洗顔フォームが泡立たなかったり、変化したりすると言われています。
水は料理と同じでその人の感じる味覚によっても異なるので軟水・硬水ともそれぞれ好きという方もいらっしゃりますので、軟水、硬水の特徴は、あくまでも一般的に言われていることとして理解してくださいね。
要は、水に含まれる成分のバランスによって、美味しく感じたり、感じなかったりしますので、軟水、硬水はあくまでも目安として、ご自分で自分の用途に適した水を選ぶことが必要ですね。