水の硬度とは
categoty:ミネラルウォーターの基礎知識 | Posted by: | 公開日:2015年1月10日 |
ミネラルウォーターを表す言葉に、水の硬度という言葉があります。
このミネラルウォーターは硬いのでちょっと飲みづらいとか、このミネラルウォーターの硬度はあまり高くないので、飲みやすいでしょう。という会話を聞いたことがあるかと思います。
よく聞く水の硬度とは何なのでしょうか?
水の硬度の意味
水の硬度とは、お水に含まれているカルシウムやマグネシウムなどの量をはかり、その量を炭酸カルシウム(CaCO3)の量に換算した数値によって、水の硬さを表したものです。
カルシウムやマグネシウムとはミネラルの一つです。硬度が高いほど、ミネラル成分が多いと思われている方もいらっしゃいますが、完全に間違いではありませんが、水の硬度は、カルシウムやマグネシウムなどの炭酸カルシウム換算量で変わりますので、ミネラル分が多くても、カルシウムやマグネシウムなどの量が少なければ、硬度は高くなりません。
軟水、硬水とは
軟水、硬水とは、水の硬度によって、いくつかに分類して呼び名を付けたものです。
軟水と硬水の分類は、国によって異なりますが、日本では、一般的につぎの水の硬度によって水を分類しています。
軟水 | 炭酸カルシウム(CaCO3)の換算量が、100g/ml未満の水 |
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中硬水 | 炭酸カルシウム(CaCO3)の換算量が、100~300g/mlの水 |
硬水 | 炭酸カルシウム(CaCO3)の換算量が、301g/ml以上の水 |
また、WHO(世界保健機関)では軟水、中軟水、硬水、非常な硬水の4つに分類していますね。
ちなみにWHO(世界保健機関)の基準ではアメリカの基準に準じて以下に分類しています。
軟水 :0 – 60未満
中程度の軟水(中硬水) :60 – 120未満
硬水 :120 – 180未満
非常な硬水 :180以上
今までの食生活や、自然環境によって、お水の硬さの感じ方も様々なんですね。